正統派のジャニーズグループでありながら、通好みの存在と目されている男闘呼組。
自分たちで演奏するとか、誰もバク転しないとか、当時のジャニーズとしては変わり種ではあるが、曲は至って正統派のアイドルソングである。
“渇いた 風を殴り迎えに来たぜ! もいちどお前だけを守りたくて”
“待たせたけれど 終った夏より灼きつく愛が 始まる”
つまり、何かしらの理由で離ればなれになっていた二人であるが、男のほうが女を迎えに来たのである。
“「夢見る男って嫌いじゃない」と 泣いたお前”
男には男の夢があるからね。特に、アイドルともなればみんなのために歌わなければならない。「お前」一人のための存在ではないのだ。
愛咲ルイも言っていた。“そう…ボクにはアイドル活動があるから公にはつきあえない…だけど… こんな虚飾(うそっぱち)の世界 ふたりでひっかきまわして 逃げちゃおうぜ!! 「あばよ」って!?”(岡田あーみん『ルナティック雑技団』)
YouTube では、元男闘呼組の前田耕陽と高橋和也がセルフカバーしている。演奏も上手くなってるし、いい曲は今でも支持されてますね。
それと、成田昭次のパート空けてますよね。メンバー想い。