書評
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『ルヴァンの天然酵母パン』 甲田幹夫 柴田書店
何やらこだわりの強そうな、一癖ありそうなパン屋のおじさんが書いた本。そういう私も、日本の普通のパン屋で売っているような添加物満載のパンが気に入らず、このような本を手に取っているのだから、同類かもしれな…
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『住まいの建築史――近代日本編』 内田青蔵+大和ハウス工業総合技術研究所 文、小野吉彦 写真 創元社
本書は、大和ハウス工業がスポンサーになって週刊新潮に連載された記事を一冊の本にまとめたものである。著者の内田青蔵は近代日本建築史を専門とする研究者であるが、週刊誌向けの記事だけあって、一般の読者にも読…
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『アポロの杯』 三島由紀夫
『アポロの杯』は、三島由紀夫が昭和26年12月から昭和27年5月まで、横浜港から出発してアメリカ(ハワイを含む)、プエルトリコ、ブラジル、スイス、フランス、イギリス、ギリシャ、イタリアを旅した時に発表…
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『若者恐怖症―職場のあらたな病理』 舟津昌平 祥伝社
この本のタイトルでもありテーマでもある中年による「若者恐怖症」。 これは今の日本の新しい病理をキャッチーに言い当てていると思う。 もう25年以上、若者研究を行ってきた私も、全国の様々な企業へ講演やマー…
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『数学は世界を解明できるか カオスと予定調和』 丹羽敏雄 中公新書、中央公論新社
本書は、ダイナミカル・システムとカオスに関する優れた入門書である。各章にはまとめがあり、理解度を確認しながら読み進めることが出来る。科学は、対象をシステムとして捉え、その数理モデルを構築することで研究…
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『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』 大田俊寛 ちくま新書、筑摩書房
現代のオカルト、新宗教に浸透している霊性進化論という潮流を、宗教学者大田俊寛が研究したもの。本書は今から十年以上前に書かれたものであるが、2020年代のオカルトブームでもお馴染みのレムリア人、アカシッ…
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『日本のルィセンコ論争 新版』 中村禎里 著 米本昌平 解説 みすず書房
評者とルィセンコ論争との出会いは、シュレーディンガー著『生命とは何か』の訳者の一人、鎮目恭夫による新書版(1975年)へのあとがきだったと記憶している。一般にルィセンコ論争は、ソ連の農学者ルィセンコに…
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『桜の園』 チェーホフ
私が『桜の園』の存在を知ったのは、太宰治の『斜陽』がこの作品にインスピレーションを受けて書かれたという説からだったと思う。それでも、『桜の園』と『斜陽』は、かなり違う作品だと言える。19世紀末から20…
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『丹下健三建築論集』 豊川斎赫 編 岩波文庫、岩波書店
二十世紀を代表する日本の建築家、丹下健三の著作集。彼は、モダニズム建築家に分類されることもあるが、本書を読むと、既に二十世紀の半ばに近代主義をのりこえることが模索されていたことがわかる(「サンパウロ・…
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『自然・人類・文明』 F. A. ハイエク、今西錦司 NHKブックス、NHK出版
ノーベル賞を受賞した経済学者 F.A.ハイエクと京都大学名誉教授で生態学者の今西錦司の1978年の対談を収録した本。『田中清玄自伝』によれば、彼自身がこの対談をセッティングしたことになっているが、『自…
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『生命とは何か――物理的にみた生細胞』 シュレーディンガー 著 岡小天、鎮目恭夫 訳 岩波文庫、岩波書店
本書は、物理学者シュレーディンガーが1943年に行った講演をもとに書籍化されたものである。シュレーディンガーは量子力学の成立に貢献した物理学者であり、ワトソンとクリックによって DNA の二重らせん構…
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『図解 建築の技術と意匠の歴史』 溝口明則 彰国社
建築の意匠(デザイン)を、その技術的な要請から読み解こうという書物。古代から始めて、様々な地域の建築の様式と考えられて来たものが、いかに雨風をしのぐか、壁に開口を設けるか、耐用年数を延ばすかという工夫…
