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『こいつら100%伝説【1】』 岡田あーみん 集英社
岡田あーみん三部作の中の真中の作品、『こいつら100%伝説』。その第1巻である。時は戦国の世、師匠のもとで忍者修行に励む極丸、危脳丸、満丸の三人組の所で、スパイに命を狙われている姫をかくまうことになっ…
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『真夏の通り雨』 宇多田ヒカル
『誰かの願いが叶うころ』が、宇多田ヒカルが女であることを認識させた曲ならば、『真夏の通り雨』は、彼女が母であることを認識させる曲である。“揺れる若葉に手を伸ばし”とは、新しく生まれてきた世代のことを指…
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『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』 太田治子 朝日新聞出版
『斜陽』に日記を提供した太田静子と太宰治の娘、太田治子が父母について書いた本である。太宰治は、太田治子に一度も会わずに死んでいるので、母と父の一部始終は、母からの言い伝え、母の残した日記や著作物、他人…
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『瞳に映らない』 indigo la End
波瑠の出演するMVでおなじみのこの曲。indigo la End は、どこを切っても indigo la End であることを感じさせてくれる。このMVでも、川谷絵音は女の子に追いかけられる側である。…
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『ベルサイユのばら』 池田理代子 集英社
言わずと知れた「ベルばら」。この作品は、従来の少女漫画と決定的に違う。お姫様が王子様に見初められて、幸せになるという話ではないからだ。ならば、これが少年漫画の男と女の役割を逆転させたものかと言えば、そ…
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『My Revolution』 渡辺美里
小室哲哉プロデュースと言えば、女性シンガーが多いというのは確かである。渡辺美里の『My Revolution』は、小室哲哉作曲であるが、作詞は、川村真澄という人である。それでも、後の小室哲哉が作詞まで…
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『ギター弾き語り エレファントカシマシ Songbook』 シンコーミュージック・エンタテイメント
最近では、ソロ活動でも大活躍の宮本浩次が率いるバンド、エレファントカシマシ。昔から彼らを追ってきた身からすると、近年の幅広い層に受け入れられている姿は、驚きとともに感慨深いものがある。本書には、計37…
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『誰かの願いが叶うころ』 宇多田ヒカル
デビューした時は、自分の持っているテクニックをすべて使って歌わなくては気が済まない子供が出て来たなと思った宇多田ヒカル。そんな宇多田ヒカルがいつの間にか、女であることを認識させたのが、この曲である。“…
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『HTML5 & CSS3 デザイン 現場の新標準ガイド』 エビスコム マイナビ出版
HTML5とCSS3に関する実務家向けの書籍。「現場の新標準ガイド」とあるので、知識の寄せ集めのようなものなのかというと、そうでもない。HTML5の基礎から始まり、CSSの適用の仕方、ボックスモデル、…
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『藍色好きさ』 indigo la End
ゲスの極み乙女。の川谷絵音がやっているもう一つのバンドと言ったほうが通りは良いかもしれないが、実はこちらのほうが先に結成されている indigo la End。アルバム『藍色ミュージック』に収録されて…
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『宮澤賢治をめぐる冒険』高木仁三郎 七つ森書館
原子力開発を推進する立場の研究者を経て、原子力資料情報室という一市民の立場に身を置いた高木仁三郎が宮澤賢治について語ったもの。第一話では、「水や光や風ぜんたいが私なのだ」という賢治の言葉を引き合いに、…
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『Is this love』 globe
小室サウンド全盛期には、小室哲哉の作る音楽というのはすぐに消費されてしまう類の音楽だと、よく言われていたように思う。しかし、あれから20年以上経って、多くの人の心に残る音楽だったと言えるのではないだろ…