左翼
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『十六の墓標(上・下)』 永田洋子 彩流社
連合赤軍のリーダー永田洋子が獄中でまとめた手記。連合赤軍とその前身は同志を十四名殺害、一人は警察官に反撃されて死亡、もう一人のリーダー森恒夫は拘置所で自殺している。この書物で気になった所を二つに絞って…
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『田中清玄自伝』 田中清玄、大須賀瑞夫 ちくま文庫、筑摩書房
田中清玄をご存じだろうか?田中清玄は、戦前の非合法時代の日本共産党の書記長まで務め、逮捕され、獄中で右翼に転向した。刑務所を出てからは、龍沢寺の山本玄峰の下で修業、戦後は土木事業をやったり、反共活動を…
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『生き地獄天国――雨宮処凛自伝』 雨宮処凛 ちくま文庫、筑摩書房
今や活動家・作家として活躍している雨宮処凛のデビュー作。イジメ、追っかけ、自殺未遂、オウム信者との出会い、右翼団体への入会と脱退、北朝鮮行き、イラク行き、等20代前半までの著者の経験を書いた自伝である…
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『岡林、信康を語る』 岡林信康 ディスクユニオン
“フォークの神様”ともてはやされた歌手、岡林信康の自伝的インタビュー集。インタビューは、東京編と京都編、ともに2010年のものである。これは、キリストごっこから生還した男の物語である。「山谷ブルース」…