『さよならベル』 indigo la End

別れの歌と言えば、別れの歌であるが、始まる前に自分から逃げてしまうのである。
“「喉が渇いたの。」って言いながら涙を流す君を そっと抱きしめられなかったことを思い出す”
なぜ愛を受け止められないのだろうか?
“渇いた心が嫌になってさ さよならも言えず走り去ってしまった”
相手にも自分と同じ心の揺れを感じてしまったからだろうか?
“Good bye Good night ハイファイな夢を見てたんだ”
そう、あれは夢だったのだ。目が覚めてしまったら、もう戻れない。恋という夢から覚めてしまったから、「さよならベル」。

MVも秀逸である。「だるまさんが転んだ」の場面。絵音が振り返ると、女の子は立ち止まる。絵音が背を向ければ追いかけて来る。これは古典なのかもしれない。
我らのドン・キホーテも
「それが女の本性というものじゃ」「言い寄る男を袖にし、つれない男を追いかけるというのがな」
と言っている。
最後、女の子は絵音に追いつく。しかし、その時、彼は振り向かないのだ。
“Good bye Good night 起きたらまた上手くいくよな”

こちらも。