Pharrell Williams の音楽的な頂点は、この辺りかなと私は勝手に思っている。
Nile Rodgers のカッティングも良いし、Daft Punk はコラボ相手の良さを引き出すのが本当に上手かったと思う。
この曲にまつわるエピソードとしては、ドナルド・トランプがフランスに招かれた時、シャンゼリゼでフランス国軍が Daft Punk の演奏を披露したことである。その時の、ドナルド・トランプの「ふーん。これがフランスってやつかい? 文化的だね」と言いたげな顔が面白かった。あれが、トランプがアメリカ大統領に就任した2017年であり、大統領の任期が終わり、新しい大統領が誕生したのだから、4年経ったことになる。時代の移り変わりを感じる。
世界中で、保守とリベラルは、ますます分断している。何も、保守だからと言って、全員が銃で武装するべきだと思っている訳でもないだろうし、リベラルだからと言って、人間が国家からパンを貰う奴隷になれば良いと思っている訳でもないだろう。「わしなんかは、自由思想の本家本元は、キリストだとさえ考えている」(太宰治『パンドラの匣』)
奇しくも、今年、Daft Punk が解散を発表した。これも、一つの時代の終わりを感じるのであるが、何と彼らは、1993 年から活動していたというのである。意外と長かったという印象である。