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『恋しさとせつなさと心強さと』 篠原涼子 with t.komuro
小室哲哉作詞・作曲の本作品。評者が気になった語句は、“やりかけの青春”である。やりかけの青春をやり直したいのかというと、そうでもないらしいのである。“永遠を夢見ていたあの日を今 もう2度とくりかえさず…
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『こいつら100%伝説【3】』 岡田あーみん 集英社
『こいつら100%伝説』の最終巻。勿論、この巻にも数々の名言が含まれており、全ては紹介できない。個人的に好きなのは、第31回。道に迷った一行が南蛮風の屋敷を見つけ、一晩泊めてもらおうと訪ねると、“ふっ…
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『男と女』 クロード・ルルーシュ 監督 アヌーク・エメ、ジャン=ルイ・トランティニャン 出演
♪ダバダバダ♪でお馴染みのフランス映画『男と女』。評者の印象に残っているシーンは、ドーヴィルの海岸で老人と犬が連れ添って歩いているところである。アンヌが言う通り、老人と犬は歩き方まで似ている。ジャン=…
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『ドン・キホーテ』 セルバンテス 作 牛島信明 訳 岩波文庫、岩波書店
ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャは、面白いのか? 面白いと言えば面白いのだが、腹を抱えて笑うような面白さではない。苦いのだ。ドン・キホーテは、「正直者は馬鹿を見る」を体現したような人物である。作者のミ…
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『さよならベル』 indigo la End
別れの歌と言えば、別れの歌であるが、始まる前に自分から逃げてしまうのである。“「喉が渇いたの。」って言いながら涙を流す君を そっと抱きしめられなかったことを思い出す”なぜ愛を受け止められないのだろうか…
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『こいつら100%伝説【2】』 岡田あーみん 集英社
『こいつら100%伝説』の第2巻である。この時期の岡田あーみんは、連載の疲れが見られることは否めない。実際、投げやりなオチで締めている回もあるし、あーみん本人が登場人物を連れて集英社に乗り込む回もある…
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『I’m proud』 華原朋美
曲のタイトルは、『I’m proud』。日本語に訳せば、「私は誇りに思ってる」。では、何を誇りに思っているのか?“さまよったって愛すること誇れる誰かに 会えなさそうで会えそな気がしてたから…
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『こいつら100%伝説【1】』 岡田あーみん 集英社
岡田あーみん三部作の中の真中の作品、『こいつら100%伝説』。その第1巻である。時は戦国の世、師匠のもとで忍者修行に励む極丸、危脳丸、満丸の三人組の所で、スパイに命を狙われている姫をかくまうことになっ…
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『真夏の通り雨』 宇多田ヒカル
『誰かの願いが叶うころ』が、宇多田ヒカルが女であることを認識させた曲ならば、『真夏の通り雨』は、彼女が母であることを認識させる曲である。“揺れる若葉に手を伸ばし”とは、新しく生まれてきた世代のことを指…
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『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』 太田治子 朝日新聞出版
『斜陽』に日記を提供した太田静子と太宰治の娘、太田治子が父母について書いた本である。太宰治は、太田治子に一度も会わずに死んでいるので、母と父の一部始終は、母からの言い伝え、母の残した日記や著作物、他人…
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『瞳に映らない』 indigo la End
波瑠の出演するMVでおなじみのこの曲。indigo la End は、どこを切っても indigo la End であることを感じさせてくれる。このMVでも、川谷絵音は女の子に追いかけられる側である。…
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『ベルサイユのばら』 池田理代子 集英社
言わずと知れた「ベルばら」。この作品は、従来の少女漫画と決定的に違う。お姫様が王子様に見初められて、幸せになるという話ではないからだ。ならば、これが少年漫画の男と女の役割を逆転させたものかと言えば、そ…
