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フランス映画と車たち(2)マトラ
ロベール・アンリコ監督の『冒険者たち』(Les Aventuriers)。自家製のエンジンで革命を起こそうとしているローランが、テストコースで自分のマシンをテストするシーン。いかにも駄目そうな彼のマシ…
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『YDY』 ゲスの極み乙女
ゲスの極み乙女の新たな一面を印象づける曲である。「YDY」が何を意味するのか(何かの頭文字)は、曲を聴いていただくとして、お茶目なだけではない何かを感じさせる仕上がりになっている。恋の終わりの焦燥感と…
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『Money creation in the modern economy』 Bank of England
お金はどこから来るのか、というのは素朴な疑問であるが、その答えに関しては、モヤモヤした感じを持っている人も多いのではないだろうか?以前から気になっていた、イギリスの中央銀行による記事を、この際じっくり…
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『Synchronized ~シンクロ~』 フェアリーズ
歌も良かったし、本人たちの潜在能力も高かったのに、段々とメンバーが脱退して、事実上消滅してしまったアイドルグループ、フェアリーズ。デビューが早すぎたのか、プロデュースが迷走したのか、社長の経歴がTV局…
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フランス映画と車たち(1) フォード・マスタング
クロード・ルルーシュ監督の『男と女』(1966年)。この映画には、様々な車が出て来るが、主人公のジャン=ルイが子供の送り迎えに使っているのは、フランス車ではなくアメ車のフォード・マスタングである。これ…
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『白線の内側に下がってお祈りください』 汝、我が民に非ズ
町田康がボーカルと作詞を務めるバンドによるこの曲。題名は、『白線の内側に下がってお祈りください』。このフレーズで思い出したのは、ブレイディみかこ著『アナキズム・イン・ザ・UK』の中の“そもそも信ずるこ…
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『写真のことが全部わかる本』 中原一雄 インプレス
一眼レフカメラやミラーレスカメラを買った人が、本格的に使いこなしてみようかと思った時に、最初に読むのに適した本である。分厚いカメラの取扱説明書を見ると、これを全部理解するのは到底無理だと思ってしまうの…
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『イキツクシ』 DADARAY
こちらも川谷絵音プロデュースのバンド、DADARAY。ゲスの極み乙女。の休日課長と REIS、えつこの3人編成である。何だかおしゃれな大人の音楽、な感じがするが、大人の恋愛を歌っているだけでなく、何と…
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『勧善懲悪』 織田作之助
タイトルの「勧善懲悪」は、坪内逍遥が小説は勧善懲悪を目的とするものではないと言ったことに対する軽い反発もあるかもしれないが、ともかく、戦隊ものや時代劇の水戸黄門のような正義のヒーローものとも、また違う…
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『男女同権』 太宰治
『だめんず・うぉ~か~』の発表以来、ダメな男(だめんず)という言葉は、倉田真由美の専売になったような趣があるが、それより半世紀以上前、ダメな男について書かれた傑作が存在する。それが、太宰治の『男女同権…
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椎名林檎が教えてくれたこと(4)Gretsch
今回も、『丸の内サディスティック』からである。“そしたらベンジー あたしをグレッチでぶってー”のグレッチ(Gretsch)は、アメリカのギターメーカー。ベンジーは元 BLANKEY JET CITY …