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『キカイノカラダ』 犬式
犬式の新曲『キカイノカラダ』。リズムとビートに乗せて届くのは、ツッコミどころ満載の言葉たちだ。しかし、これも計算ずくなのかもしれない。リフレインは、“人間誰もが望むそんなFuture全然誰かに託す気は…
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『本能の力』 戸塚宏 新潮社
戸塚ヨットスクール校長の戸塚宏の著作。この本は、彼がやって来たことを「合理化」するための屁理屈の羅列である。これこそ、彼が最も嫌うことではなかったのか?彼の言い訳はなかなか巧妙で、その矛盾を一つ一つ指…
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『SWEET 19 BLUES』 安室奈美恵
小室哲哉プロデュースの安室奈美恵の曲の中でも、セールス的には、実はそれほどでもなかったシングル『SWEET 19 BLUES』。“いちばんとりえが何か 教えてあげなきゃならない あの子やあいつ”“昨日…
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『新しい国語表記ハンドブック 第九版』三省堂編修所 編 三省堂
国語表記のための資料、主に内閣告示などを収録し、三省堂編修所が注記を付けたもの。これらの資料の多くは、省庁の Web ページなどでダウンロードできるが、一冊の本にまとまって、さらに三省堂による解説もつ…
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『想いきり』 indigo la End
「私が何人目なの?」で始まるこの曲。ずいぶんモテるんだな。私が気になったのは、“等価交換なんて 火遊びの延長でしょ許す愛し方 知らないんでしょ”の箇所である。それは、そうだ。Win – W…
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イギリス映画と車たち ホンダ・シビック
イギリス人監督アレックス・コックスの映画『シド・アンド・ナンシー』。映画の冒頭、シドとジョニーがロールス・ロイスを壊した後、画面に映るのは3代目ホンダ・シビックである。シド・ヴィシャスが死亡したのが1…
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『TIME ZONE』 男闘呼組
しつこいかもしれないが、男闘呼組推しなので、もう一曲紹介させていただこう。『TIME ZONE』は、男闘呼組にとって、3枚目のシングル。1989年の紅白歌合戦にも、この曲で出場している。“こみ上げてく…
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「不良とは、優しさの事ではないかしら。」
「不良とは、優しさの事ではないかしら。」これは、太宰治『斜陽』の中の言葉である。この言葉から受け取る印象は、様々であって当然である。曰く、「昔ヤンチャしてたことを自慢をする大人は痛い」とか「不良が更生…
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『Looking For You』 小室みつ子
TM NETWORK にも歌詞を提供していたことで知られる小室みつ子。シンガー・ソング・ライターとしても活躍しており、「Looking For You」は、アルバム「WISH」に収録されていた。このア…
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フランス映画と車たち(2)マトラ
ロベール・アンリコ監督の『冒険者たち』(Les Aventuriers)。自家製のエンジンで革命を起こそうとしているローランが、テストコースで自分のマシンをテストするシーン。いかにも駄目そうな彼のマシ…
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『YDY』 ゲスの極み乙女
ゲスの極み乙女の新たな一面を印象づける曲である。「YDY」が何を意味するのか(何かの頭文字)は、曲を聴いていただくとして、お茶目なだけではない何かを感じさせる仕上がりになっている。恋の終わりの焦燥感と…
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『Money creation in the modern economy』 Bank of England
お金はどこから来るのか、というのは素朴な疑問であるが、その答えに関しては、モヤモヤした感じを持っている人も多いのではないだろうか?以前から気になっていた、イギリスの中央銀行による記事を、この際じっくり…