音楽

  • 『チューリップ』 indigo la End

    赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」で、白いチューリップの花言葉は「失われた愛」だとか。またしても、別れの歌である。この曲の中で気になったのは、“散文的な変わり目”というフレーズである。「散文的」を…

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  • 『Isabelle a les yeux bleus』 Les Inconnus

    1980年代から90年代にかけて活躍したフランスのお笑いトリオ Les Inconnus 。その後は、契約絡みの裁判などで、消えたり復活したりゴタゴタしているようだが、当時は、本業のミュージシャンたち…

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  • 椎名林檎と SR400

    椎名林檎の新曲『私は猫の目/さらば純情』の MV に登場するバイクは、ヤマハ SR400。SR400 は、残念ながら2021年で生産が終了してしまったが、椎名林檎と同じ1978年生まれである。クラシッ…

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  • 『ドーパミン』 ゲスの極み乙女

    幸せとは何だろうか?脳内革命やオウム真理教の神秘体験のように、物質が脳に作用しているだけのことなのだろうか?セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンは、神経伝達物質である。日…

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  • 『男道コーチ屋稼業』 ロマンポルシェ。

    実存の意味での三島由紀夫の後継者は、見沢知廉→雨宮処凛だと思うのだが、カリカチュアされた男らしさという意味での後継者は、ロマンポルシェ。だと思う。“茶髪ピアスの極細眉毛”には、時代を感じてしまうが、彼…

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  • 『ART OF LIFE』 X JAPAN

    一曲が30分近くする大作。前回、大江健三郎の『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』について書いたとき、この表題に最も答えようとしていると思われる中篇『父よ、あなたはどこへ行くのか?』には触れなかった。…

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  • 『点と線 feat. さとうもか』 美的計画

    川谷絵音のもう一つのプロジェクト「美的計画」。こちらは、様々な歌い手が川谷絵音の作る曲を歌うものである。その中の一曲『点と線』は、テレビ朝日の番組「あざとくて何が悪いの?」内の連ドラ「君があざとくて何…

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  • 『ジェームス・ディーンにはなれなかったけれど』 岡林信康

    この曲で“若い歌い手”と呼ばれているのは、尾崎豊のことである。ジェームス・ディーンも尾崎豊も若くして死んで、カリスマになった。岡林信康は、「フォークの神様」と持ち上げられたが、自分からその座を降りた。…

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  • 『TOO SHY SHY BOY!』 観月ありさ

    小室哲哉が作詞・作曲・プロデュースを手掛け、観月ありさが歌った『TOO SHY SHY BOY!』。この作品は、男の気持ちをいかにも元気のよさそうな女の子(当時)に歌わせることによって、安室奈美恵の『…

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  • 『ジェニースター』 ジェニーハイ

    “youtuber の勝者少数派”本当にそうだ。インターネットが自由でフラットな社会をもたらしたかと言えば、そういう面もあるかもしれないが、当初の牧歌的で楽観的な予測を信じる人はもういない。そこに出現…

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  • 『キカイノカラダ』 犬式

    犬式の新曲『キカイノカラダ』。リズムとビートに乗せて届くのは、ツッコミどころ満載の言葉たちだ。しかし、これも計算ずくなのかもしれない。リフレインは、“人間誰もが望むそんなFuture全然誰かに託す気は…

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  • 『SWEET 19 BLUES』 安室奈美恵

    小室哲哉プロデュースの安室奈美恵の曲の中でも、セールス的には、実はそれほどでもなかったシングル『SWEET 19 BLUES』。“いちばんとりえが何か 教えてあげなきゃならない あの子やあいつ”“昨日…

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