音楽

  • 『YDY』 ゲスの極み乙女

    ゲスの極み乙女の新たな一面を印象づける曲である。「YDY」が何を意味するのか(何かの頭文字)は、曲を聴いていただくとして、お茶目なだけではない何かを感じさせる仕上がりになっている。恋の終わりの焦燥感と…

    続きを読む

  • 『Synchronized ~シンクロ~』 フェアリーズ

    歌も良かったし、本人たちの潜在能力も高かったのに、段々とメンバーが脱退して、事実上消滅してしまったアイドルグループ、フェアリーズ。デビューが早すぎたのか、プロデュースが迷走したのか、社長の経歴がTV局…

    続きを読む

  • 『白線の内側に下がってお祈りください』 汝、我が民に非ズ

    町田康がボーカルと作詞を務めるバンドによるこの曲。題名は、『白線の内側に下がってお祈りください』。このフレーズで思い出したのは、ブレイディみかこ著『アナキズム・イン・ザ・UK』の中の“そもそも信ずるこ…

    続きを読む

  • 『イキツクシ』 DADARAY

    こちらも川谷絵音プロデュースのバンド、DADARAY。ゲスの極み乙女。の休日課長と REIS、えつこの3人編成である。何だかおしゃれな大人の音楽、な感じがするが、大人の恋愛を歌っているだけでなく、何と…

    続きを読む

  • 『秋』 男闘呼組

    男闘呼組も金太郎飴のように、どこから切っても男闘呼組である。手を変え品を変え、同じ主題を歌っている。『秋』も自分の夢のために愛を手ばなす男の歌である。“JUST SAY GOOD-BYE WITH O…

    続きを読む

  • 椎名林檎が教えてくれたこと(4)Gretsch

    今回も、『丸の内サディスティック』からである。“そしたらベンジー あたしをグレッチでぶってー”のグレッチ(Gretsch)は、アメリカのギターメーカー。ベンジーは元 BLANKEY JET CITY …

    続きを読む

  • 『強がりと弱虫』 ジェニーハイ

    以前BSスカパー!で放送されていた「BAZOOKA!!!」の中で結成されたバンド「ジェニーハイ」。いわゆる企画ものなのだが、これがなかなか良いのである。小難しくなりがちな新垣隆氏のピアノ奏法を、技巧は…

    続きを読む

  • 『ごめんよ涙』 田原俊彦

    こちらも、男闘呼組の『DAYBREAK』に負けず劣らず正統派のアイドルソングである。男は、自分の夢のために、別れを選ぶのである。“ひとつの季節だけには とまっていられない風をみつけた男は 夢を追いかけ…

    続きを読む

  • 椎名林檎が教えてくれたこと(3) Rickenbacker

    様々なキーワードが散りばめられている『丸の内サディスティック』。この曲がきっかけで音楽用語に詳しくなったという人も少なからずいるのではないだろうか。今回は、“リッケン620 ちょうーだーい”のリッケン…

    続きを読む

  • 『天使にキスを』 indigo la End

    川谷絵音は、グノーシスだろうか? マニ教だろうか?どちらでもいいのだが、「神が世界を作ったならなぜ悪が存在するのか」問題に心を悩ませたことがない人には、このような曲は作れないだろう。ラブソング、しかも…

    続きを読む

  • 『DAYBREAK』 男闘呼組

    正統派のジャニーズグループでありながら、通好みの存在と目されている男闘呼組。自分たちで演奏するとか、誰もバク転しないとか、当時のジャニーズとしては変わり種ではあるが、曲は至って正統派のアイドルソングで…

    続きを読む

  • 椎名林檎が教えてくれたこと(2)シド・ヴィシャス

    椎名林檎の3枚目のシングル『ここでキスして。』歌詞の中の“現代のシド・ヴィシャスに 手錠かけられるのは只あたしだけ”のシド・ヴィシャスとは、元セックス・ピストルズのメンバーであり、若くしてこの世を去っ…

    続きを読む